石炭の歴史村

Flash版 | 夕張探訪記
炭鉱の相次ぐ閉山により「炭鉱から観光」の街へと歩み始めた夕張市は、1980年に「石炭の歴史村」をオープンしました。
住民の雇用を創出して人口流出を抑えた夕張市の政策は高い評価を受け、地域再生のモデル地区として注目されましたが、結果的に採算の取れない観光事業が市の財政を圧迫し、財政破綻へと進んで行く要因となりました。
今回初めて「石炭の歴史村」を訪れて、石炭博物館を始めとする炭鉱関連施設は国のエネルギー政策を支えた炭鉱文化財としての価値が高く、後世に残さなければならない貴重な財産であると実感できました。
無駄な観光施設の象徴の様にマスコミ報道された「ロボット大科学館」は休館中のため見学できませんでしたが、「世界のはくせい館」を見た印象では確かに行き過ぎた観光開発は否めません。
しかし、テーマパークとしての「石炭の歴史村」を考えると、炭鉱の歴史や文化を学ぶだけでは子供向けのセールスポイントが弱く、夕張とは無関係な観光施設や遊園地の建設へと進んで行ったとも感じました。
石炭の歴史村は現在「夕張リゾート株式会社」が運営、入館有料・冬季休館のため注意。
尚、記事に掲載されている「SL館」及び「世界のはくせい館」は、2008年の営業終了後に夕張市に返還され、その後の開館は未定の状況です。
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石炭の歴史村、炭鉱時代の歴史と文化を巡る。
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マスコットキャラクター「ゆうちゃん」の歓迎を受け、石炭の歴史村へ。
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売店を覗きながら、先ずはメイン施設の石炭博物館へと向かった。
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石炭博物館、右側の塔は「竪坑ゲージの巻き上げやぐら」をイメージして作られた。
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坑内の動力源として圧縮空気を送り続けたサリバン型エアーコンプレッサーが出迎える。
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石炭は黒いダイヤの異名を持つ、迫力ある重量3トンの原石
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約5千万年前のメタセコイヤを主とする豊かな森が、夕張に大規模な石炭層を残した。
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メタセコイヤをとおして石炭層形成の仕組みを学ぶ。
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米技術者ライマン等の資源調査により、1888年に坂市太郎(道庁技師)が石炭の大露頭を発見。
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大露頭発見を期に夕張の炭鉱開発が始まった。(最盛期の夕張、1961年撮影)
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2F展示室、炭鉱の移り変わりや石炭の可能性を見学する。
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友子(ともこ)制度、親分子分の関係を築いて災難や疾病時に相互扶助が行われた。
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実際に坑内で使用されていたトロッコ
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炭鉱で使用された道具類や資料が年代別に展示されている。
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薄暗いエレベーターで地下坑道へ、冷んやりとした空気を感じる。
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明治・大正・昭和の採炭風景が再現されている。
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採炭シミュレーション、大型の採炭機械が動き出すと坑内に轟音が鳴り響く。
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キャップランプを受け取り、いよいよ史跡夕張鉱へ。(ここでリタイヤも可)
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階段を下りて採炭現場入口へ向かう。
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大正時代のレンガ巻、緻密で頑丈な造りである。
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採炭現場は予想以上の暗さだ。
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順路に沿って進む、ここから下り坂だが先が見えない。
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長壁式作業現場
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掘進作業現場
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タヌキ掘り採炭現場、命がけの厳しい仕事である。
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外の明かりが見えてきた。仕事を終えて生還した坑夫の気分を味わう。
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目の前に採炭救国坑夫の像が出迎える。1944年(戦時中)に作られたコンクリート製の塑像だ。
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坑道の出口を振り返る。いつも見慣れた「安全第一」の看板に重みを感じる。
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周囲の炭鉱遺産を見学、1900年に夕張鉱第三斜坑として開発された天竜坑坑口跡
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1888年に発見された石炭の大露頭、夕張炭鉱開発の発祥地である。
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層厚7メートルもの石炭層、手前にはメタセコイヤ(和名:アケボノスギ)が植えられている。
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白レンガ造りの夕張工業学校校舎を85/100のスケールで復元した炭鉱生活館
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炭鉱生活館は、夕張が炭鉱で栄えた時代の生活や文化を伝える施設である。
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夕張鉱建物位置図、縮尺1/3,000で作成された昭和11年1月1日現在(1936年)の地図
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再現された炭鉱に暮らす人々の生活
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当時の生活用品や資料が並ぶ。
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坑夫とその家族が暮らした炭住を見学し、炭鉱生活館を後にする。
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ゆうばり化石館、炭鉱生活館を出るとすぐ隣の建物だ。
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夕張は化石の宝庫でもある。
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夕張で発掘されたクビナガリュウ、名前はネッキー(Neckie)
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夕張での発掘が最初のアンモナイト種「ユウバリセラス」
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世界のはくせい館(閉館中)、世界各国から集められた猛獣・珍獣がズラリと展示されている。
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北海道と言えばヒグマだ。足早に見学を済ませ、次の施設へと向かった。
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次に目指すSL館は少し離れた場所にある。移動手段のこの乗り物は2008年に廃止された。
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SL館(閉館中)、外観そのものが機関車だ。
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駅構内に似せた雰囲気の入口
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改札を通り展示室へ入る。
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三菱大夕張鉄道4号機、実際に使用された機関車が館内に展示されている。
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鉄道は石炭輸送や住民の足として重要な役割を担っていた。
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炭鉱と密接な関わりを持ちながら、鉄道開発が進められる。
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鉄道関係の展示品が並ぶ。三菱大夕張鉄道の備品のようだ。
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夕張鉄道14号機、175万キロを走り1969年に引退した機関車である。
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夕張鉄道14号機の機関室
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客車ナハニフ151、当時の車内が再現されている。
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館内プラットホームから見る三菱大夕張鉄道4号機